目覚めよ!1億2千万の羊たち!!
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#23   監視社会
 イギリスのロンドンに本部を置く、NGOの「プライバシー・インターナショナル」の代表を務めるサイモン・デービスは、2003年6月28日に東京で開かれたシンポジウム「監視社会を考える国際フォーラム」の席上で、次のように述べている。
 
 「(ジョージ・)オーウェルの”1984年”が現実のものになろうとしてきている。 政府機関にいる人間に善意など期待してはいけない。彼らは”テロ対策のため” ”セキュリティを守る”と名がつけばいくらでもウソをつき、我々のプライバシーを剥奪する。
 連中は国民監視のため、街頭監視カメラ、DNAデータベース、インターネットの利用履歴など、ありとあらゆる個人情報をかき集めたいと願っている。
 そして、そうしたツールを売って一山儲けようと、産業界がいろんなアイディアを出し、政府機関を焚きつけている。 そしてイギリスもそうだが、マスコミがそうした状況を批判することなく、逆にもっとやれ、と煽っている始末だ。 
 私は政府機関、企業、マスコミの三者を”サーベイランス・トライアングル(監視の三角形)”と呼んでいるが、こうした動きはイギリスとアメリカの主導で、世界的なレベルで広がっているのが実情だ」

 ジョージ・オーウェルの「1984年」は今から50年以上も前に書かれた小説(の形をとったイルミナティのアジェンダとも言える)で、当時これを読んだ人々は、ここで描かれている社会は未来のソ連の事と考えていたそうだが、実は未来のイギリスだったのだ。

 独裁者(ビッグ・ブラザー)に指導される政府が全体主義体制を確立し、思想や言語からセックスに至る全ての人間性を完全な管理下に置いていた。 
 日記をつけることさえ禁止されていて、2たす2が4と言えない恐るべき完全監視社会なのだ。

 これを読めば、現実問題としてイギリスだけでなく世界全体がこの小説の世界にかなり近づいてきているのが、まともな思考回路を持つ人にはひしひしと感じられるはずなので、まだ読まれてない人には是非、この問題作をお勧めしたい。

 欧州12カ国で、監視カメラの問題を始めとする、個人のプライバシーと市民的自由の実現に向けて取り組んでいるイギリスのNGO「ステイト・ウオッチ」のベン・ヘイズ氏は、2002年11月16日に東京で開かれた講演で、次のように話している。
 
 「イギリスは世界一の監視カメラの国になったが、市民がそれを無批判、手放しで受け入れているわけでは決してない。
 政治家や自治体、警察は監視カメラが犯罪対策として効果があり、(中略)大げさに誇張している人もいるが、実際の調査ではこうしたカメラを路上で酒を飲んで寝ているとか、若者がブラブラしているとか、そうした行動を監視するために使われている。 
 (中略)確かにこうした監視カメラは表面的な効果があるように見えるが、最近のイギリス内務省の発表でも”監視カメラが効果的であるとはいえない”とか、”監視カメラより街灯の方が、犯罪防止のためには40%効率がいい”との意見も出てきている。
 結局、監視カメラは犯罪をカメラのない場所に移すにすぎない。 それゆえ犯罪をなくしていくには、そういった小手先の手段ではなく、貧困や差別といった犯罪を生み出す根本要因を取り除いていくことの方が大事なのです」
 
 それを考えるとイギリスもそうだし、バブル崩壊以降の日本もそうだが、犯罪発生の根本要因が経済の悪化による失業率の上昇にあるとすれば、その要因は政府の無策にある。
 
 さらに小泉内閣以降の”構造改革(改悪)”と言う名の従業員のクビ切りや社会保障費の削減など、露骨に国民の下層部分を切り捨てる施策を取っている。

 つまり、「勝ち組はそのまま半永久的に勝ち続け、負け組は二度と浮かび上がれない」という「二極分化」を意図的に進めている。
 何のことはない。政府は犯罪を増やす要因を自ら作っておきながら、その一方で「急増する犯罪を未然に防止するために至る所に監視カメラを設置しましょう」と煽っている。
 
 為政者は常にこのやり方で、市民を操作してきた。
 つまり、自ら問題を捏造し、大衆の反応を窺い、あらかじめ用意していた解決策を提示する、というパターンである。
 そろそろ、いい加減に我々は目を覚ますべきだ。
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コメント
この記事へのコメント
管理人さんへ
こちらの ブログに出会ってから 解らなかった世界の動きが 少しずつ 氷が溶けるように 部分的に 繋がって来ました。管理人さん有り難うございます。全部は読んではいませんが 時間を作って ブログ記事を読みたいと思います。

青森の狸でした。
2010/12/28(火) 09:21:18 | URL | 青森の狸 #-[ 編集]
Re: 管理人さんへ
> こちらの ブログに出会ってから 解らなかった世界の動きが 少しずつ 氷が溶けるように 部分的に 繋がって来ました。管理人さん有り難うございます。全部は読んではいませんが 時間を作って ブログ記事を読みたいと思います。
>
> 青森の狸でした。
しばらく更新もしてないにもかかわらず、コメントありがとうございます。
参考文献のつぎはぎですが、よかったら、じっくり読んでいただいて、覚醒のきっかけになれば、良いと思います。
2011/01/02(日) 22:34:28 | URL | 月読(つくよみ) #-[ 編集]
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