目覚めよ!1億2千万の羊たち!!
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#21  ユビキタス社会PART1
 1999年以降、住基ネット(国民総背番号制)を柱とする、政府与党の、「電子政府・電子自治体構想」「e-JAPAN計画」といった政府主導のIT戦略のプロジェクトを支えるとされるのが、「ユビキタス・ネットワーク」である。

 それは、私達が住む社会のありとあらゆるところに、コンピュータのネットワークが存在しているシステムのことである。

 総務省・大臣官房技術総括審議官の管轄下にある「ユビキタス・ネットワーク技術の将来展望に関する調査研究会」が2002年6月にまとめた「何でもどこでもネットワークの実現に向けて」という報告書によれば、

(1)子供などの外出時に、端末を所持したりチップを身につけたりすることによって、家族などが必要に応じて、現在位置情報を高精度に確認したり、行楽地などで、親から一定以上離れた場合に、アラームを発し、迷子予防に役立てる。

(2)顧客の所持するICカードや商品のICタグ等が連携し、顧客が買いたいものを選んでレジを通過するだけで、購入と決裁が完了する。

(3)移動中の乗用車等に取り付けられた膨大な数のチップからの情報により、広域かつ局地的な気象環境の現況についての詳細な情報を入手し、分析や情報提供へ役立てる。

(4)オフィス、外出先、街頭、家等のどんな場所からでもネットワーク上で認証するだけで自分の業務環境を瞬時に呼び出し、利用できる。

(5)意識不明の救急患者の場合、DNA認証によりICカードがなくても、最低限の身元確認が行われ、家族に緊急連絡を取ることなどが可能になる。

 この「便利で安心な」未来社会について、
(1)の位置情報確認システムだが、いきなり全ての人間に行動監視のチップを埋め込もうとすれば、まともな感覚を持っている限り、猛反発するのは目に見えている。
 そこでまず、「迷子防止」や「徘回老人対策」といったところからニーズを広げていき、「仮出所者の監視用」などに拡大し、最終的に全国民を対象としていくだろう。

(2)の「ICカード」や「ICタグ=RFID(電波方式認識)」も、すでに実用化の段階にある。 固有の識別番号が付いたICタグは、読み取り機でスキャンすることで、いくらでも”所有者”の追跡調査ができる。 例えば、コンピュータの”心臓”にあたるCPU(中央演算装置)の中にICタグが組み込まれたら、利用者がいつ、どんなWebサイトにアクセスし、どんな製品を購入したかといった記録が全て筒抜けになる。
 また、ICタグを服、靴、カバン、帽子、財布等身につけているありとあらゆるものに埋め込み、至るところに読み取り機を仕掛けておけば、個人情報は丸裸同然である。

(3)は、いわゆる「ITS=高度道路交通システム」と呼ばれ、ICタグをナンバープレートに取りつけ、読み取り機を道路の至るところに設置することで、その車がいつ、どこを通ったかをさらに細かく、より完全に把握することができる一方、何と自動的にスピード違反や駐車違反を取り締まるアプリケーションも、これに追加させようと狙っているという。
 つまり、ICタグからの無線電波を読み取る路側機を至るところに設置しておけば、二地点間の移動時間から車のスピードが割り出される。 そこで警察が「じゃあ、今日はこの道路のスピード違反の取締りを集中してやろう」と思えば、そのようにコンピュータのプログラムを設定するだけで、あとは機械が勝手に「ネズミ捕り」をしてくれる。
 NシステムやETCと組み合わされていけば、全国どこを走っていても当局に全て監視されていることになる。

(4)は、バイオメトリクス(生体認証)のシステムが、社会の至るところに普及することである。 バイオメトリクスとは、指紋や瞳の虹彩、顔の輪郭、声紋、指の静脈の形といった生体情報をもとに、本人であることを認証する技術である。
 もともとは電子商取引、つまりPCを使って商品を購入したり、代金を決裁する際に、端末を操作している人が本当にその人であることを認証するために開発された。
 それが、あの「9.11」以降は、アメリカはもちろん、日本においても「セキュリティ」のため、「治安維持」「国民監視」といった分野での転用が進められている。

 PART2へ続く~
 
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